はじめに

pytestの書き方をよく忘れるのでまとめておく

なお、自分が思っている使い方的な側面もあるので必ずしもこの書き方でなくて良いし、もっと良い書き方があるかもしれない。

気づいたときに追記していきます。

使い方色々

Mockオブジェクトを作成する

Pythonなので、適当なオブジェクトを作ってMockとして呼び出すということも可能だが、管理が面倒なので基本はMagicMockして作れば良い。

1mocked = MagicMock(spec=...)

属性値のMockをする

PropertyMockを使えば良い

1from unittest.mock import PropertyMock
2
3from google.cloud import storage
4
5def test_hoge():
6    mocked_blob = MagicMock(spec=storage.Blob)
7    suze = PropertyMock(return_value=10)
8    type(mocked_blob).size = size

mockに対してではなく、mockのtypeに対して設定するのがミソである。

インポートされたパッケージ内の特定のクラスをモックしたい

モックをするときはpatchを使って基本的に以下のような形でできる

1from unittest.mock import patch
2
3...
4
5def test_hoge():
6  ...
7  with patch(..., autospec=True) as mocked:
8    ...

このpatchに何を指定するかがちょっと悩みがちだが、その名前空間におけるオブジェクトを上書きするみたいな気持ちでやると良い。

例えば、hoge/fuga/main.pyで定義されるモジュールがあったときに、以下のようにしてimport 文が書かれていたとする

1from google.cloud import storage

これの storage.Client をモックしたいとしたときは

1from unittest.mock import patch
2
3...
4
5def test_hoge():
6  ...
7  with patch("hoge.fuga.main.storage.Client", autospec=True) as mocked:
8    ...

とすればよい。これは hoge.fuga.mainという名前空間（モジュール）にstorageをimportし、その中のClientをモックするというニュアンスである。